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こんにちは、夫婦で世界一周中のじゅんです。 


(今は日本で休憩中)





実は明日、ぼくの誕生日なんです。


奥さんがかなり前からぼくの誕生日旅行を計画してくれています。


サプライズなのでまだどこに行くのか知らされていませんが、

今からめちゃくちゃ楽しみすぎてワクワクが止まりません。


楽しみすぎるイベントって、終わってしまった時のことを考えて

不安も増してしまうものですねw


終わるのが嫌すぎて、明日が来てほしいような、まだ来ないで欲しいような・・・


しかし、

あーー!!楽しみ( ゚∀゚)!!






ただいま位!!

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*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

 


↓ここからは2018年8月のナゴルノ・カラバフの記録です。 



ナゴルノ・カラバフという未承認国家を観光中のぼく達。

今日はメインの観光スポットに行ってみますよー!


そしてナゴルノ・カラバフ旅行も今回でラストです! 

 



1AMD(アルメニア・ドラム)=約0.23円

(2018年 8月)




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目次
1. 我らの山!?
2. 未承認クッキング
3. ナゴルノ・カラバフ出国!
4. ナゴルノ・カラバフの現在 







1. 我らの山!?

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さて、〈前回記事〉でシュシャという町を歩き見てきたぼく達。

以前の紛争のせいで、街と住人の心に傷跡が残っているようにも取れました。




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一度首都のステパナケルトへ戻った後、歩いて次のスポットへと向かいます。


お次は、ナゴルノ・カラバフのメインシンボルとも言えるモニュメントを見に行きたいと思います。







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この辺りを歩いていると、アルメニア国旗によく似たナゴルノ・カラバフ国旗がたくさん飾られているんですが、

奥さんと「ここ、アルメニアじゃなくて、一応アゼルバイジャン領の中にあるんだよなあ。不思議な感覚…」

なんて話しながら歩いたのを覚えています。





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事前にその国の歴史などを知ってから入国するのって結構大事だよなあ(後で知ることもたくさんあるけど)、

なんて話しながらしばらく歩き続けると・・・



見えてきました!




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あの丘の上に見えるのが、

今回の目的地「我らの山」という記念碑です。


かなり特徴的な見た目ですね〜。


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ナゴルノ・カラバフで一番有名な観光スポットということで、その丘のふもとにはお土産屋さんなどもありました。




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アルメニアやナゴルノ・カラバフにちなんだパクリTシャツなんかも売ってましたよ笑


我らの山Tシャツが気になって、最後まで買おうか迷ったなあ。

確か800円くらいだったんですが、着る機会がなさそうで買うのをやめちゃいました(´Д`;)






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さて、そんなお土産屋さんを尻目に、丘に登っていきますか!

丘と言ってもかなり低いので体力が無いぼくでも余裕です。



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ということで、着きました!

これが我らの山です!

なんだかモアイ像っぽいですね笑



この像はアルメニア人の記念碑とのことです。


アゼルバイジャン領内でありながら、

アルメニアが実効支配しているナゴルノ・カラバフの、アルメニア人の象徴とされています。




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1人づつ前で写真を撮りましたが、思ってたより大きくてびっくり。


別名 おじいさんとおばあさん とも呼ぶそうで、かなり貫禄がある石像でしたね。

一度見たら忘れなさそうなインパクトがあります。







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裏から見るとこんな感じ。
 

観光客が自分の名前などを落書きしてるみたいですね。

他の方の数年前のブログを見ると、前側にもかなり落書きがされていましたが、現在は消されているようです。
 



ひとしきり写真を撮ったら満足です。

というか、写真撮るくらいしかする事ないです笑



この国一番のスポットも行けたので、宿に戻りますか。

割といい時間になっているので、自炊用の食材を買って帰ります。






2. 未承認クッキング

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途中見かけたガソリンスタンド。

レギュラーだと1リットル470ドラム(約108円)なんですね。


日本は現在平均で159円なので、それと比べるとかなり安いですが、

アルメニアの平均月収が4万円ほどと考えると安くはないですね。




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それでもある程度車は走っています。

公共交通機関が少ない国や都市では、やっぱり車が必須なんですね。




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ミニスーパーで食材を買い込みます。

とは言っても、宿のキッチンは使い勝手が悪そうなので、大した料理はしないつもりです。




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宿に帰る途中、軍人さんを見つけました。


そう言えば写真は撮ってませんが、警察もかなりたくさんいましたね〜。

やはり度々紛争が起こる地域だからなのでしょうか。



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これはタクシーかな?


かなりシンプルなデザイン。

車体には我らの山の絵もプリントされています。
 



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おおっ!

首都でも猫ちゃん発見!



でもちょっと汚れてる感じで、疲れてそうだったなあ。





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さ、宿まで帰ってきました。

昼はお菓子だけだったのでお腹が減ったぞー!




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宿とは言いつつも、宿の経営家族も一緒に生活している一つの家。

キッチン部分や共有スペースは生活感に溢れます。




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そのスペース内にキッチンはあります。


屋根はありますが、外で調理しなきゃいけません。

冬は寒そうだなあ。




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調理スペースがかなり狭く、他の方も料理中のようです。

やっぱり簡単な自炊にしといて良かった。


というか今考えたら、珍しい国なんだから、

外食すれば良かったな・・・(;´Д`)




とにかく、料理開始!


しかし、未承認国家のキッチンで作っていると、

これは「未承認クッキング」をやっている気分になってきたぞ!w


全くやましくないんですが、「未承認」を付けるとなぜか怪しく聞こえます・・・





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カップ麺に炒めたキャベツと玉ねぎ、ゆで卵っていう・・・

自炊って言えるのか怪しい、未承認料理が出来ました笑


体に良いのか悪いのかもよく分かりませんが、お腹は膨れました!



カップ麺1つ 350ドラム(約81円)

キャベツ一玉と玉ねぎ280ドラム(約64円)




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そして今日のメインディッシュ!

「我らが山」が印刷されたジュースです。


本当は似たデザインのビールがあるっていう噂だったんですが、

探してもどうしても見つからずジュースを飲むことにしました。



1本 350ドラム(約81円)




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ジュースの赤い色はストロベリーかな?と思いましたが、

この印刷されている果実の味のようです。


見たこと無い果実だけど、何なんでしょう・・・


というかこれも、未承認ジュースか?




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なんか瓶の底に沈殿しててちょっと怖いけど、

いただきまーす!



うん、まずくはない!笑

ちょっと変わったフルーツの味ですね。


日本でいうと杏(あんず)のような感じの、甘酸っぱいジュースでした。


問題なく飲めて良かった。





さて、明日はナゴルノ・カラバフから出国します。

ゆっくり休んで明日の移動に備えます。





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寝る前に気付きましたが、

奥さん、また南京虫にやられてるっぽい・・・


足に刺された痕が大量に浮き出ています。



アルメニアで泊まった宿で痒みが出てたので、多分あの宿だな。


明日からまたあの宿に戻るんだけど・・・

不安でしか無いわ(;´Д`)






3. ナゴルノ・カラバフ出国!

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明けて次の日。

一泊二日という短い日程でしたが、ぼく達なりにナゴルノ・カラバフを楽しめました!


本当はもうちょっと奥の街まで行くつもりでしたが、ツアー代が予想よりかなり高かったので断念してしまいました。




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朝10時出発のエレバン(アルメニアの首都)行きのバスを探しに

バスターミナルにやってきました。




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無事にチケットをゲット!

ペラペラの簡易的な紙でしたよ。


ステパナケルト→エレバン
1人 4,500ドラム(約1,035円)


行きのバスよりちょっと安かったです。





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出発まで少し時間があったので、朝ごはんを買いにバスターミナル周辺を見てみることに。


写真には撮っていませんが、

現地の方で片腕が無い方や、指が無い方を何人も見掛けました。


おそらくですが、ナゴルノ・カラバフ戦争で戦った方達なのでは、と思っています。

その生々しい雰囲気に、ちょっと紛争地域の現実感が出てきます。




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売店を見つけたので朝ごはんを買います。

なんとこちら、ビールも売っています。


こういう現地っぽい売店が好きだったなあ。





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長時間移動になるので、朝ごはんと昼ごはんの両方を買っておきました。


長旅ですから、一日に同じものを何度も食べることなんて日常茶飯事です。



ホットドッグ1個 200ドラム(約46円)






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さあ、エレバンに向かって出発です!

相変わらずのベンツです。




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社内に乗り込むと、なかなか年季の入った雰囲気が漂います。


せんべいのように潰れたクッションに、異質に派手なヒョウ柄のブランケット。

ダッシュボードにはりんご一個。


ハードボイルドかよ〜( ;゚д゚)




それではいよいよステパナケルトを後にします。

出発〜!





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まだまだ全然街なかも回れていなくて、

もっと見たかった気持ちでいっぱいですが、仕方ない!



ちなみに、自分で聞いたか他の方のブログで見たのか覚えていませんが、

ナゴルノ・カラバフに住んでる人に「あなたは何人ですか?」と聞くと、

「ナゴルノ・カラバフ人」と答えるんだそうです。





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道路工事をするワイルドなおっちゃん。

しかし本当に工事の多い国だったな。




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アルメニアとの国境に到着。

最後に国旗と一緒に写真を撮るか〜!




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とても短い期間でしたが、紛争の爪痕を感じることも出来たし、

紛争や戦争の悲惨さを知ることができました。


博物館とはまた違ったリアルさが現地にはありました。



そして「未承認国家」ということに対して知るきっかけにもなりました。

どういう経緯で、どんな風にできた国家なのか。


学校では習わないことだけど、とても大事なこともたくさんあると思います。



とても勉強になりました。

ありがとうナゴルノ・カラバフ!







4. ナゴルノ・カラバフの現在


前述しましたが、ぼく達が訪れたのは2018年。

その2年後の2020年。


アルメニアとアゼルバイジャンの火種となっているこのナゴルノ・カラバフで、

再度紛争が起こってしまいます。


1ヶ月半の戦闘と、数度の停戦。


結果、事実上アゼルバイジャンが勝利したそうです。




Location_Artsakh_en
※参照 wikipedia

2020年まではこの中央のピンク色の地域を支配していたアルメニア。

その中の図形がナゴルノ・カラバフです。







September_2020_Nagorno-Karabakh_clashes
※参照 wikipedia

9
※参照 毎日新聞

その激しい戦闘の末、上の図のようにアゼルバイジャンに領地が返還されたそうです。


ぼく達が訪れたシュシャも、アゼルバイジャンが奪還したと発表されました。

(アルメニア側は否定)




スクリーンショット 2021-10-17 12.37.33
※参照 AFP BB News

アゼルバイジャンに奪還された地域は、自分の家に火をつけアルメニアに避難しました。

自分の家がアゼルバイジャン人に使用されるのがどうしても許せなかったそうです。



つまり・・・

ぼく達が見たナゴルノ・カラバフはもう無いということです。


形を変えて、また外国人が観光できる日が来るかもしれませんが、

こんなに早く国の形が変わってしまうことに驚いています。




2つの国家間の領地問題なので、どちらが悪いというのはぼくには言えません。


しかし、この紛争によって住民が命を落としたり、住む場所を追われるというのは

悲しいという他はないです。



戦争や紛争が完全に世界から無くなる日は近くはないと思います。

それでも、少しでも戦争・紛争の被害者が減ることを願っています。







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それではまた!


世界を楽しもう!


じゅん




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